雑記帖

娘と猫と海外ドラマを愛するOLのブログ

娘1ヶ月

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娘、無事1ヶ月を迎えた。

 

毎日授乳とおむつ替えと寝かしつけしかしていないのに、なんだか1ヶ月がものすごく濃い。スヤスヤ寝すぎて困るなあと悩んでいたら、今度は全然寝なくて疲労困憊して、すわ、これが魔の3週目!とびびるもまたスヤ子になったりと状態が定まることはない。うんこの色緑すぎる?とか、乳児性湿疹どうしたら収まる?とか悩みも日々尽きない。要するに傾向を把握し予測することは不可能だし、「今日の悩みは明日には解決して、また違う悩みが生まれる(友達談)」ということを受け入れるしかないのだ。

 

そんな中でも

・体重は1kg以上増えてぷくぷくしてきた

・徐々に目が見えてきたのか、抱っこしている人の顔をじっと見て目で追うようになった

・夜は授乳で3〜4時間ごとに起きるものの、すんなり寝るようになったのでだいぶ楽

・ついでに私の胸のひどい張りもあっけなく2週間ほどで受注生産制に移行した

……と、新生児期から着実に成長もしている、はず(今、夜スヤスヤと寝ているのも一時的なものかもしれないけれど…)。

 

退院からずっと(夫が育休を取った1週間を除いて)、狭いわが家に泊まり込み、家事を一手に引き受けてくれた母が帰ってしまって1週間。まだそれほど外出もできない中で、1人だけで娘と向き合っていると、ぐずり続ける日は特にどうしても辛くなる。

赤子に振り回されて思い通りになど進まない毎日の中で、使った食器はその日のうちに洗ってしまうとか、寝る前にリビングを片付けて朝を迎えるとか、ものを定位置にきちんと収納するとか、そうした小さな習慣をひとつひとつ片付けていくことが心の平穏を保ってくれるということに気付いた。そんなわけで出産前の自分では想像もできなかったほどに、家事を積極的にやるようになった(ものすごくレベルの低い話で申し訳ない…)。

母が我が家に住み込んでいる間に台所の収納をどんどん改良してくれたので(私はAmazonで母がほしいといった収納グッズやキッチン用品をがんがんポチる係。これもなんかしらんが何か成し遂げた気分になれた。中でも大木製作所のまな板掛けはめちゃくちゃ優秀だったので大きな声でおすすめしたい)、日々の家事も格段にやりやすくなっている。収納に紙袋が再利用されていたりと、オカン節約術が発揮されてそこはかとなく貧乏臭くなっているところは玉に傷だけれど、じゃあ今までのがちゃがちゃな状態がおしゃれなのかい?と問いかけられると何も言えない。なんだかんだ便利なのでそのまま使ってしまっている。。。

逆に言うとこれまでどんなに部屋がとっ散らかっていても(もちろん気分のよいものではないけれど)それほど疲弊しなかったのは、仕事とか別の部分で達成感や充実感が得られていたからなのかもしれない、と思ったりする。

 

それでも夫が帰って来ると本当にほっとする。ギャン泣きする娘を嬉々としてあやしてくれる人がいることのなんとありがたいことか。

寝るまでの間、私は授乳以外の赤子の世話のすべてを夫に丸投げして(時には授乳も丸投げして)、せっせと皿を洗ったり洗濯物をたたんだりしている。夫は悪いと思うらしく「代わろうか?」と声をかけてくれるのだが、夫にとって娘をあやすのが癒しであるように、私にとってはこれが癒しなのだ。そんなことが自分の身に起きるとは思っていなかった。独身時代は鍋にカビを生やしたり、ベッドからマヨネーズが出てきて彼氏(現・夫)をぎょっとさせた女である。そんな私でも、皿や服がきれいになって定位置にしまわれるのは気持ちいいということが、ようやく行動を伴って腹に落ちたのだ。何よりそこには明確なゴールがある。それがいい。

 

人の親(つまりきちんとした人間)になんてなれるのかなあと思っていたけれど、どうやら人生まだまだ可能性が開けている。