雑記帖

娘と猫と海外ドラマを愛するOLのブログ

謹賀新年&2020年に見た海外(主に韓国)ドラマ

あけましておめでとうございます。始業は明日からなのに、今日からだと勘違いして半日無駄に労働してしまった(在宅)、うっかり新年の始まり。

 

毎年自分の記録のために、その年に見たドラマをメモしておきたいと思うのだけど、振り返ったら2019年も書いていないではないか。そんなわけで、引き続き見ていたシーズンものに関しては、どこまでが去年を見て、どこまでを一昨年見たのかわからなく……

とにかく言えるのは、例に漏れず、私も2020年は韓国ドラマ沼の蓋を明け、どっぷり浸かった1年だったということ。洋モノ全然見ておらん!!

 

●愛の不時着

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スタートは、ど定番「愛の不時着」。話題なんだってね(薄笑い)と軽い気持ちで蓋をあけて、2日後には「リジョンヒョクシ〜」と深夜にすすり泣く女になっていた。韓国ドラマ、1話長すぎ、話数多すぎ、の洗礼を受け、娘を寝かしてから深夜、時には明け方まで見て1週間くらいで完走。一時は、暇があればビハインド動画を漁り、仕事中もずっとOSTを流し熱唱する、といったいかれた生活を続けていた。この度、2021年新年早々に、ヒョンビンソン・イェジンが交際を認めるニュースが出て大変おめでたい!お似合いすぎる二人。

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愛の不時着は確かにベタなメロドラマだけど、設定の妙だけではなく、メロドラマなりに丁寧と時代感やジェンダー感をアップデートしようとしているところが好きだし、広く受け入れられた要因と思う。

それから、個人的には、二人の間に38度線という、もうどうしようにもない大きな障害が立ちはだかるので、それ以外のすれ違いは結構あっさり解決するところも好みだった。恋愛ドラマに付き物の、気持ちのすれ違いが大嫌い(故にザ・恋愛ドラマは基本的に見ない)な私にはぴったりだった!無駄にかき回す悪役も少なくて、二人の物語に焦点が絞られていつつ、周りの登場人物の描写も細かくて、彼らへの愛おしさもどんどん増していくつくりが見事だった。

まあなんと言ってもヒョンビン演じるリジョンヒョクがカッコ良すぎて白目。夫をみると現実に戻るが、「肩のラインだけは…ちょっと重ねられるかも…(厚みは全然違うけれど)」と脳内トリミングをして楽しんだりした(夫からしたら迷惑な話だ。私はユンセリに一ミリも重なる部分がない)。

 

●賢い医師生活

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愛の不時着も楽しんだとはいえ、今年一番ハマったのはこれ!これを皮切りに、いろんな韓国ドラマを見て、その質の高さに驚くことになった。

地味目なタイトルの通り、ただただ5人の医師(元同級生)が毎日仕事に向き合って悩んだり喜んだりするドラマなのだが、細かいところまで脚本が練られていて本当によかった。こういう日常系ドラマが大好物なので、5周はした気がする。

詳細は以下の記事に詳しいが(すぐ説明をサボろうとする)

realsound.jp

“この世には善い人間しかないはず”を信念にドラマを作っていて、『応答』シリーズ3部作と『刑務所のルールブック』の4作品を連続でヒットさせている。

と書かれているように、基本的に出てくる人が皆善人なのも、コロナ禍で疲れた心には染みた…(こんなに善人ばっかりなわけないだろ!とツッコミたくもなるけど)。

医療ドラマといえば思い浮かぶ某アナトミーと違って、ストレス解消に変に近場でくっついたりもしないし、ドラマを盛り上げるために患者を殺すこともなく(もちろん医療ドラマなので死ぬこともあるが、手を尽くした結果亡くなるor割と最初からもうどうしようもない状態であっさり亡くなることが多くて、脚本チームの良心を感じた)、日常の連続の上に仕事や恋愛の機微が現れるのが、見ていて本当に気持ちがよいのだった。ある意味日常系の極上ファンタジー。最高。

 

●秘密の森

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1話の情報量がめちゃくちゃ多く、重たいので、賢い医師生活ほど日常的なリピートはしていないものの、2020年に見た中でどしんと心に響いたのはこれかもしれない。ストーリーの緻密さと、登場人物のキャラクター造形が抜群で、中でもシモクとヨジンの恋愛ではない形の愛情や信頼関係が徐々に芽生えていく関係性が本当によかった…!尊かった!ソドンジェの憎まれっ子ながらも愛されっ子ぶりも愛おしく。腐女子要素が全くない私だけど、あれ…?これがもしかして萌え…?となる。性別を問わない関係性の萌えを散りばめるのが上手なドラマだったので、じわじわと何度も思い出してしまうなあ。

  

●「賢い医師生活」の連関で見たドラマ

刑務所のルールブック

「賢い〜」と同じく、シン・ウォンホ+イ・ウジョンコンビのドラマ。こちらも文句なしに面白かった〜!原題通りに訳すと「賢い監房生活」なんだそうだ。そのほうがシリーズ感あってよかったのにな。

応答せよ1994

同じくシン・ウォンホ+イ・ウジョンコンビの代表作、の中からユ・ヨンソク目当てで見たドラマ。1997と1988はまだ見れてない。話数が多いんだよね…。正直こちらは主人公の騒がしさと、「婿探し」スタイルにちょっと飽きてしまって、そこまでのれなかったけど、懲りずに1988を見てみたい。

 

●「愛の不時着」の連関で見たドラマ

よくおごってくれる綺麗なお姉さん

チョンヘインの演じる年下男子が最高によかった!けど、話もまどろっこしく、主人公の職場のパワハラセクハラ描写もきつくて6話くらいで離脱…。ミセンも同じ理由で数話で止まっている…。

 

●母からの猛烈アピールで見たドラマ

キム秘書は一体なぜ? 

主人公二人が見目麗しいのは癒しだったが内容はベタベタの少女漫画で、好みでは無かったものの、こういう軽めのドラマでも画質もセットも明らかにお金がかかっているところに、日本との差を感じてしまった。

 

「賢い医師生活」をきっかけに、アンジョンウォン役のユ・ヨンソクにハマってしまい、そこから彼の出ているバラエティ番組「花より青春」シリーズにも手を出したりして、そっちも面白かった!(他にも出ているドラマがあるのは知っているのだが、好みじゃないので見ないまま…。自身のオタ気質の足りなさを思い知る)

花より青春シリーズは、ユ・ヨンソクが出ているラオス編の他、イクジュン(@賢い医師生活)とスレギ(@応答せよ1994)が出ているアイスランド編もよかったな〜。

今年は「コーヒーフレンズ」をみるために課金する予定…。

 

何の知識もないまま、韓国ドラマに飛び込んだ身で、Misaさんの丁寧な解説記事には大変お世話になった。

ソウル在住ブロガーMisa│One more Korea

 

日本のドラマを全く見ていないので、無責任にディスるようなことはしたくないけど、称賛されているドラマをたまにチラッと覗いてみると、画質のクオリティや、演出の洗練度、ジェンダー観、演技力など、圧倒的に韓国ドラマに負けていて、クラっとしてしまう。いや、韓国ドラマもピンキリだろうけどさ…。

2021年には賢い医師生活のシーズン2も配信されるので楽しみにしたい〜!