Karuizawa 2016.6
夫の誕生日&結婚記念日で軽井沢は万平ホテルに!
何度も読み返している田辺聖子の名作「苺をつぶしながら」に出てくる老舗ホテルで、行ってみたいと思ってはや数年。妊娠中で遠出ははばかられるけれど、軽井沢で贅沢するくらいはいいんじゃない?むしろいいんじゃない?ってなことで、軽井沢で乃里子気分とあいなった。
ホテルは勝手に私が予約したのち、夫には「今年の記念日は軽井沢・万平ホテルで『苺をつぶしながら』ごっこだYO!」と言ってしまったため、現地についてからも「ところで『苺をつぶしながら』ってどんな話?」「主人公はどんなことしてたの?真似しなくていいの?」などと大真面目に問いかけられ、「いや、主人公は軽井沢に感動して・・・・お茶したり元旦那に再会したり友達の別荘に遊びに行ったりするんだけども、最終的には友達が交通事故で重体の知らせを受けて、元旦那の車で早朝、東京に帰る・・・」と全然楽しくなさそうなのであった(真似したくない)。
でも万平ホテルは、建具もカーテンもドアノブも鍵も箪笥の彫刻も、ディテールがいちいちかわいくて、
「いや〜ん」
と乃里子気分を存分に味わえた。
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とはいえ、本当ならば土曜日の朝いちで軽井沢へ出発!の予定が、結局18時半発、20時半到着になってしまい、ホテルを楽しめたのはわずか13時間ほど。かつそのうち8時間は疲れ果てて寝ていた。それもこれも甲状腺ホルモン値騒動のせいだ。
いろいろ面倒なのでざっくり経緯を省略するけれど、朝から産科と甲状腺専門病院とをはしごして、とりあえずホルモン値は問題なかった。専門医ばんざい!ってことで、また心穏やかマタニティライフ(?)に戻ったのであった。